脱兎の夢日記。

脱兎の夢日記。

夢と現実の日記。

☀︎ | 天井は心の海/壁は優しい

天井は心の海

天井を見つめでいる時、私はいつも寝床で仰向けになっています。
つまり、物理的には上を向いているわけです。

しかし、何もせずに天井を見つめ続けている時の精神は概ね下向きです。
(明るく活気に満ちている時に何もせずに寝床で天井を無意味に見つめ続ける人はあまりいないのではないかと思います)

ですので、私の認識は「下向きに天井を見つめている」となっています。
私の身体は上(天)にあり、天井は下(地上)にあるのです。

また、下向きにまっさらな天井を見つめている時、その見え方は私の精神状態によって異なっているように感じます。
例えば、虚な気持ちで薄目でぼんやり見ている時は普段より暗く退廃的に見えます。
悲しいことがあって涙を溜めながら見つめている時は滲んで今にも溶け出しそうに見えます。

それが空の色を映し出す海みたいだなと思いました。


壁は優しい

私は壁に対し、非常に強い信頼を抱いています。

昔、父はよく酔っ払って家の壁を殴っていました。
私は「次は自分が殴られるんじゃないか」と、いつも怖くて仕方なかったけど、壁はいつも泣き言も文句も言わずに健気に耐えていました。

人間が消えても困らない自立した壁を、壁が消えたら困る人間が殴っているという状況は、私にしてみれば異常の一言です。
もしも壁が壊れて、天井が崩れたら、さすがの父も落胆し、己の行いを後悔することとなったでしょう。
つまり心の海の嵐です。
そうならなかったのは全て壁のおかげです。
心の海が荒れた父に私が殴られずに済んだのも壁のおかげと言えます。

壁に感情があったらこんな役目は拒否するでしょう。
少なくとも私なら早々に「もう壊れてやる!」という気持ちになりそうです。
そういう感情を持たずに、ただ役目を果たすためだけに存在してくれている壁のことを優しいと感じます。

私は人間だから壁にはなれないけど、壁の優しさは人間の理不尽さよりも尊敬しています。

☀︎ | 推しキャラの声帯が消える

サービス開始当初からずっとプレイさせていただいていた女性向けアプリゲームの推しキャラの声帯が消えることになった。

CVを担当していた俳優さんが、自身の彼女に対して行った長年に渡るDVについて報道された結果である。
出回っているネット記事は全て読んだけど、最低としか言いようのない内容だった。
所詮ネット記事と思いたい気持ちもあるが、事務所も認めており、彼を解雇したということは事実なのだろう。
仮に事実と異なる点が多少あったとしても一部でも事実ならアウトな、刑法に触れるレベルの内容だったので、彼を解雇した事務所も、彼を降板にしたゲームの運営チームも妥当な判断をしたと言えると思う。


ゲームの運営チームが私の推しキャラのCVから彼をすみやかに降板してくれたことに関し、私はとても感謝している。
ボイスが無音化されるという知らせを見て、無音化しないで欲しいと願っているファンも居ると思うが、犯罪レベルの行為をした人間が推しの一部として扱われ続けるなんて耐えられない。
キャラクターに罪はないからこそ、キャラクターに中の人の悪いイメージが付いて回って欲しくない。

そもそも社会のルールを破って誰かの心身を傷つけたような人間は、はっきり言って表舞台から消えて欲しい。
私の推しに限らず全ての役を降りて欲しいし、今後どんな役も演じて欲しくない。

「私の推しを演じてくれてありがとう!」と思っていた分だけ、今は彼の行いが憎い。
DVなんてして世間にバレたら仕事に支障が出ることは想像出来るだろうに、それでも何年も思いとどまらなかったのは、仕事や役に対して誠意や愛情はなかったのかな?と思ってしまう。
(DVを行えるほど倫理観や道徳心がなかったことはもっと問題だけど)

そして、大事にされなかった自分の推しキャラが不憫に思えて悲しい。
もしも私の推しキャラに今後新しいボイスが付くことがあるなら、役を大切に扱ってくれる、仕事に対して誠実で、人道から外れた行いをしない人が担当してくださると有り難いです。
(このままずっと無音、もしくはキャラクター自体が消される可能性もある以上、キャラクターが残されて後任が決まってくれるだけで感謝するべきだけど)


世間で2次元オタクと呼ばれるような人種となって10年くらい経つけど、こんなことは初めてで、ここ数日ずっと無気力になっている。
中の人の影響でキャラクターが死にかけることがあるなんて、今まで考えたことがなかった。
2次元のキャラクターだって不完全な人間が作ったもの、永遠や完璧なんて約束されていないのだと痛感している。

以前『2.5次元が苦手』という記事を当ブログに載せた。
気持ち悪いという自覚はあるけれど、まさしく「2次元は裏切らない」「2次元は完璧」「2次元は美しい」…といった類いの思想が先行して書いた記事だった。

でも、そんな神様みたいな存在はあり得ず、作られた存在は須らく偶像でしかないのだと、今更気づかされてしまった。
3次元の芸能人も、2.5次元俳優も、2次元のキャラクターも。

最近はテレビにも出るようになっていた3次元の芸能人でもあり、2.5次元舞台の俳優でもあり、2次元のキャラクターのボイスも担当していた、こうやって挙げると大活躍では?とも思える人の非道な現実の姿は、全ての夢を壊すのに充分な破壊力があった。

作られた偶像を本物の神様のように崇拝する「推す」という行為自体の是非について、今とても考えさせられている。

☾ | あなたは誰

平凡な中学2年生の私。
今日も平和な1日を過ごし、学校から帰宅しようと昇降口に向かっていた。
そこに偶然通りかかった先輩が声をかけてくれた。
いつも元気で優しい先輩に声をかけられてなんだかこちらまで明るい気持ちになった。

先輩は用事があるらしくそのまま職員室に向かって行った。
私は上履きから靴に履き替えて校門に向かった。
すると先輩が体育館裏に向かう後ろ姿が目に入った。
さっき職員室に向かったはずの先輩がなぜ体育館裏に…?
私は疑問に思いながらもその先輩の後ろ姿に声をかけることが出来なかった。

それからというもの「さっき会ったばかりの人とまた遭遇する」という現象が何度も起きるようになった。
まるで同じ人が2人いるようで何だか気味が悪い。

私は全ての人に本物と偽物がいるのではないかと疑うようになった。
しかし、誰に相談してもまともに取り合ってもらえないし、確かな証拠は何もなかった。

日に日に繰り返される謎の現象への恐怖心を取り払うことが出来ず、私はただただ人間を避けるようになった。
自分の目の前にいる人間が誰なのかわからないことが、こんなにも自分の心を不安や孤独で埋めつくすなんて――。

☾| その優しさが毒

学園祭の時期が近づいている。
私がマネージャーを務めているテニス部のみんなは「学園祭の華はオレらが全部いただく!」と意気込んでいた。

学園祭当日に委員会の仕事で少しだけステージに立つ予定があるとみんなに話すと「うちのマネなんだから会場中の視線を集めるくらい目立たなアカン」と盛り上がってしまった。
そして何故かみんなが私の美容やダイエットのサポートをしてくれることになった。
仕事でアナウンスをするだけなのに、こんな大事になるとは…と戸惑いつつも、みんなの勢いに押されて私の美容強化に励む日々が始まった。

しかしながら、元来自堕落な性格の私である。
毎日毎日みんなのサポートにプレッシャーを感じながら自分を律して生活することに徐々に疲労を覚えていった。

学園祭を数日後に控え、全校生徒が準備に勤しむ中、ついに私のストレスは限界を迎えた。
気づいたら物陰で瓶1個分の錠剤を全て飲み干していた。
薬の効果で手足が痺れて倒れる。

そこに偶然テニス部の部長が通りかかった。
私の手元に転がる空っぽの薬瓶を見てすぐに事態を察したらしい。

「俺が悪かった」
部長として責任を感じたのだろうか。
彼は謝罪の言葉を述べながら、私の喉奥まで指を入れ、薬を吐き出させた。

☁︎ | 2.5次元が苦手

⚠︎タイトル通り漫画・アニメ・ゲームなどのキャラクターを舞台やイベントなどで俳優さんが演じる2.5次元が苦手だというだけの話なので、不快になりそうな人は読まないでください。


数ヶ月前に友人から勧められるまま某アニメを視聴し始めたところ自分の中でかなりヒットし、原作漫画、ファンブック、アプリゲーム、キャラソン、グッズ…と勢いよく触手を伸ばしていった。
その流れでミュージカルの有料配信の視聴を勧められ、正直不安を持ちながらもお試し感覚でいくつか視聴してみたが、どうも合わなかった。

決して演出に不満があったわけでもなければ、俳優さんの容姿レベルや演技レベルに不満があったわけでもない。
むしろそれらに関しては素晴らしいと思った。


ただ、2次元のキャラクターを3次元の人間にしてしまうこと自体がそもそも「違う」と感じる。

思えば、私は3次元の有名人に熱狂的にハマったことが1度もない。
世の中に魅力的な人がたくさんいることは知っている。
それでもいつも2次元のキャラクターばかりを追いかけてきた。
それは自分の推しに物質的な実体を求めていないからだ。*1

例えばだけど、無宗教でありながら神社で実在しない神様に向けてお賽銭をすることには意外と抵抗がない。
対して、どこかの宗教の教祖をしてる人間にお金を払わなければいけないという状態になったら抵抗ありませんか?ないですか?私はあります。

そのくらい実在しない神様と肉体を持った人間には大きな溝を感じている。
三位一体とか言うけど、絶対神ヤハウェしか勝たん‼︎という気持ち。
(ごめんなさい、本物の宗教に関しては詳しくないです)

私にとって作品を好きになることは宗教に入信することに近く、好きなキャラクターはほぼ神様。*2

神様に実体があるのって夢、ありますか?
個人の好みの問題だと思うけど、やっぱり実体がないファンタジーでいてくれた方がわくわくするし、何より抵抗なく信じやすい。
お前が人間不信なだけでは?と言われればそれまでだけど、生身の人間には少なからず俗物的な気配を感じてしまい、ファンタジーの潔癖な崇高さに勝らないと思ってしまう。*3

そういう思考で2次元を愛しているわけだから、公式で生きた人間にされてしまうとせっかくの良さが失われたように感じてしまう。
夢の国のミッ◯ーマウスが、人間の着ている着ぐるみになってしまったような。*4


某作品は自分がハマるよりとっくの昔から2.5次元化していたけれど、元々好きな作品が人気の上昇と共に2.5次元化してしまった経験も多々あり、その度に微妙な気持ちになってきた。
これから先どんな作品を好きになっても2.5次元化しないとは言い切れない。

それを喜ぶ人がたくさんいる。
需要があるのは間違いなく事実。
そもそも作品は私のものではないので「やめてください!」と声を上げるべきでもない。

受け入れられないものには干渉しないというスルースキルを極めていくしかない。

*1:キャラクターのグッズ(わかりやすいのはぬいぐるみ)をキャラクター本人のように可愛がっているファンの方がいるけど、それもよくわからないタイプ。グッズはあくまでグッズとしか見ていない。

*2:某作品ではファンの方々から原作者様が「神」と呼ばれているけど、あくまで私が崇拝しているのはキャラクターなのでここではキャラクターを神様に例えさせていただきます。

*3:俗物的な面も含めて人間の魅力だと思っているけど、神様として考えると…という意味。某作品に限っては以前に俳優さんたちの炎上事件を複数ネットでみたことがあったのも原因かもしれない。普通の人間としてみると興味深いけど神様にはしたくない。

*4:夢の国の話ではないけど、幼少期に何かのゆるキャラの着ぐるみが休憩時間に物陰で頭部を脱ぐところを見たことがある。その後の接触イベントではそのキャラとの握手を全力で拒否した。これが全てのきっかけか?

☀︎ | 先生きらい

小学生だった頃、担任が男だといつも私と母の顔の比較してきて不快だった。
小学5年生の時の担任は特に酷くて、面談で顔の話以外に何も話さなかった。

中学2年生の時の担任は「お前はもっと頭がいいはずだから俺の評価のために頑張ってくれ」と2人きりになるたびに言ってきて怖かった。
何であの先生がみんなから慕われていたのか、今でもわからない。
私は後期になると圧迫感と動悸に悩まされ、薬なしではその人の授業を受けられなくなっていた。
その人の担当教科である数学の成績だけが明らかに下がっていった。

高校1年生の時の担任はよく話を聞いてくれた。
私が話すたびに「お前は頭がいい」「高校生とは思えないくらい賢い」とたくさん褒めてくれた。
その上で最終的には「カウンセリングを受けた方がいい」と勧めてきたことを私は一生忘れないと思う。
でも、いっぱい心配してくれたから私は先生に感謝しなければいけない。

高校2年生の時の副担任は「普通の人にとって結婚して出産することが1番の幸せ」などと自論を説きながら、好きな異性のタイプを授業中に聞いてきたりするものだから気持ち悪かった。
私はその人の保健の授業を受けることに耐え切れず、初めて授業をサボってしまった。
誰も私のことを授業をサボるような生徒だとは思っていなかったらしく、関係ない他の先生方にまで心配をかけた。

良い子になれなくてごめんなさい。
学校のことを思い出すたびに、私は自分を責めるのが嫌だから、「先生きらい」って呟いています。